『囚われの女たち』というDVDを見た。
時浦くんから借りてたのだが、なかなか見るチャンスが
なかったのだ。
まずDVDのパッケージの写真が凄い!
なんという女体のケツ!見事だ。
エロ映画にしか見えない。これを借りて来るのは大変だろう。
何の話か?
ペルーの軍隊の「いわゆる従軍慰安婦」の話なのだ。
若い兵士たちによるレイプ事件の防止に、性欲処理をする
慰安婦たちの物語である。
どこの国だって、軍隊専用の慰安婦をこっそり作っているの
だなということを再確認させてくれる。
一人20分の持ち時間が与えられているのに、溜まり過ぎている
兵士たちが速い速い。
たった5分とか、2分とかで、抜かれてしまう。
そりゃあそうだろうなあ、こんなもんなんだろう。
しかし、慰安婦たちの明るいこと、これが南米の女性だから
と言ったって、実はどこの国でも似たようなもののはずだ。
日本人の左翼たちが、慰安婦をあまりにナイーブに被害者
onlyで仕立てあげているが、それなりのテクニックを
身に着けたプロにとってみれば、若い兵隊を昇天させること
くらい朝めし前の技だったのだろう。
この原作はなんとノーベル賞候補にもなったペルーの作家
マリオ・バルガス=リョサの小説『パンタレオンと訪問者たち』
である。
パッケージがあまりにも下品で、エロ映画としか見えないが、
実は内容はなかなか良い!
軍隊の批判、男の性欲に対する冷徹な眼差し、そしてあまりにも
美しい、グラマラスなヒロインの裸体!
わしだって・・この真面目と誠実一本槍のわしだって、こんな女が
いたら拒絶できない。
このDVDを借りる時には、「ノーベル賞候補の作家の原作ゆえに
借りまーーーーす!」と高らかに宣言すれば、借りやすいと思う。
男も女も見てみるとよい。